Q) アルマイト処理したヒートシンクの方が熱抵抗が低いのはなぜ?
A) 表面よりふく射熱伝達により放熱するからです
押出成形によるアルミ材質ヒートシンクのままですと、表面が反射して、表面からのふく射率がゼロに近くなります。つまりせっかく半導体からの熱を高熱伝導率のアルミを使って導いてきて、ヒートシンク表面温度を高めてもふく射熱伝達量を稼ぐことができません。(対流熱伝達は稼げます)
一方表面にアルマイト処理を施すと、0.8~0.9までに高まります。よってふく射熱伝達率による熱抵抗の分母の値が大きくなり、熱抵抗全体としては低くなります。