Q) 放熱の計算に、Nu数(ヌセルト数)、熱伝達率どちらで評価すべき?
A) 熱伝達率で評価すべきです
熱伝達率の計算式は
「Nu数×流体の熱伝導率/その流れ場の代表長さ」
で表されます。
一方Nu数の定義としては、
「固体表面を流れる、流体の移動による熱交換量と、
流体の物質内を熱伝導で移動する熱交換量の比」
と言えます。
物体表面から、流体によって放熱する量を計算する場合は、、
専門書に様々な場合のNu数が掲載されていますので、
実務上は、計算しようとしている放熱計算対象に適当なNu数を調べて計算する事になります。
その後、定義式から熱伝達率を求めて、ニュートンの冷却則によって、放熱量が求まります。