熱抵抗とは (熱回路網法による熱計算)(2009年6月15日公開分)
2010-07-15
「熱抵抗」と聞いて、だいたいの概念はご想像つくと思います。
「熱の伝わりにくさ」の度合いです。
この値が大きいほど、その両端で温度差が生じます。
つまり、熱が伝わりにい、すなわち熱が逃げにくいということになります。
固体内(たとえば、断熱材) の熱抵抗計算式は
となり、値が大きいほど、断熱性能が高いことになります。
周囲空気に自然放熱する現象
(電子機器を冷却するために使われる、ヒートシンクなど)
の計算式は
となります。
値が小さいほど熱が逃げる(=放熱能力が高い)という、解釈になります。
式中の「h」は、熱伝達率で、条件によって変わります。
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